GWはどこへ行っても混んでいるので、家にいて普段できない諸々の幼児(たいていはバイクの整備)を片付けるのが通例なのだが、今年は出かけることにした。
下道手中泊の旅、最終目的地は長崎佐世保。そこへたどり着くまでの道中にある、前々から行ってみたかった諸々を見物していこうという計画である。
4月28日(日)
0600、出発。オール下道が基本だが、四日市近辺だけはやってられないので東名阪(有料)でワープ。が、それも有料になる西名阪へ乗ってしまう直前、天理インターで降りてしまい、あとは下道。
最初の目的地は、奈良県三郷町の万葉荘園の屋根に乗っているビーチ95バロン。
屋根の上、施設外からの撮影ということもあってアングルがとても厳しい。写真はアリバイ照明程度のものに過ぎない。
万葉荘園を後にして(あんまりウロウロしていると不審人物。通報されてもしょうもない)、1000すぎには次の目的地であるミリタリーアンティークス大阪に到着。ここは個人で経営している博物館で、戦前の大英帝国陸軍車両とその装備品が収蔵の対象。ヤードは別のところにあり、定期的に展示物を入れ替えているらしい。通常は完全予約制で午前と午後の入れ替えでなかなか予約も取りずらいのだが、今日は年に1度の入場フリー、全開放の日。ええ、狙っていましたとも。
本日のメイン展示は英軍トラック。愛機スイフトとめでたくツーショット。
こちらは、世界で2台しか現存しないというウェルバイク、空挺部隊用の試作で終わった秘密兵器である(笑)。畳んで後ろに写っているカプセルに格納してC-47輸送機の腹下に複数懸吊、パラシュートで落とすらしい。空挺部隊用として開発してはみたものの、タイヤ径がちいさく悪路に不向き、押し掛けonlyだが降下先の不整地ではタイヤがスリップしてかからない、隠密用同様に開発されたが2スト90ccサイレンサ―無しの爆音、サスペンションが無いので不整地での乗り心地最悪、ということで開発中止となった素晴らしいマシンである。
その他、英軍カレー(インドを植民地としていたことを思い起こされよ)を食しながら英軍紅茶を賞味したりと、英軍づくしでした。
さて次は、妖怪を見に兵庫県福崎町まで。なぜここに、とは思うのだが町内には妖怪がいっぱい。喰わず女房(色っぽい)、河童(定番だがなぜ将棋?)、油すまし、などなど。GWとあって子供連れがいっぱい。
妖怪を見た後は三朝温泉を目指す。
だんだん暗くなってくるのだが、いかんせん山の中(と思われる)、街も無く?夕食をとれそうな店もない。仕方が無いので道中最後と思われるコンビニで弁当を購入、三朝温泉到着後、観光無料駐車場で食す。
三朝温泉までやって来た目的は、橋のたもとの河原にある露天風呂である。ただし、四方八方から丸見え(笑)。夜だから入浴したものの、白昼堂々はちょっと辛い。風呂に入って温泉街を散策(今どき射的屋とかあった)したあと、就寝。
本日の走行距離 472km
(続く)