先日の記事を読み直した。
急いで書いたせいもあって(言い訳)、あまり出来が良くない。で、きちんと書き直すことにしたのだが、件の記事は戒め(?)として残しておくことにする。
さてさて、では改めて。
まずはタイトルの改題。実は「冷却系統不具合」としようかとも思ったのだが、単に「冷却」とするとオイルの冷却系統も入ってしまう気がしたので、あえて「水冷」とした。生じている不具合は水冷系統のものだからだ。
以下、不具合の時系列。
例年、GWに実施する各種整備だが、今年(令和元年)は4月中に実施することにした。
改元に伴い10連休が設定されたので、それをフルに使って走るつもりだったのだ。
水冷系統に関して行った整備は、クーラントの交換のみ。まだ新しい頃に比べて、夏場の渋滞で水温計の針がやや高め、目盛りの真ん中よりやや上を指すことが増えたような気はしていたが、それでもファンが回ればほどなくして下がるので、それほど気にはしていなかった。
2019年5月4日。
名古屋のカドヤまでグローブを見に行った時である。走行中は問題ないが、名古屋市内の渋滞で止まると水温計がオーバーヒート近くまで上昇する、走り出すと下がる、の繰り返し。この時はさして気にも留めず、「夏場になったら嫌だなぁ」くらいで放置。
(実はその前にロングツーリングに出ているのだが、渋滞が無かったせいか全く気付かなかった)
5月5日。
越前海岸方面へツーリング。外気温は20℃後半。走行中は問題ないのだが、信号待ちで水温計がオーバーヒートまで上昇。さすがにちょっとおかしいと思ったので、機会をとらえての整備を決心。
5月11日。
とりあえずカウルを外して点検。ラジエータキャップは正常に締まっていたが、クーラントが、無い。リザーブタンクの底にちょろっと残っているだけである。実は交換の時に、所定よりも少ないと思われる量しか入らなかったので、リザーブタンクのクーラントがラジエータに回ったのかと考えた(その時は)。とりあえずクーラントは補充。その他、何気に各部を点検していると、「あ!」
ラジエータ上部左側のL金具(ラジエータ本体に接着?溶接?で固定されている。車体側からはステーが伸びていて、これらをナットで結合することによりラジエータが固定される。ラジエータは上部の2ヶ所、下部の1ヶ所で固定されている)が、外れていることを発見(写真は外した後)。ナットが緩んでいるのではない、接合面からの破断である。
相手が金属では、素人では処置の取りようがないので、とりあえずタイラップで縛る。
左側だからファンのステーを利用して何とかなったが、右側なら万事休すである。
5月18日。
応急処置のまま舞鶴へツーリング。外気温は前回のツーリングと変わらず20℃後半、水温計は、走行中は正常(真ん中やや下を指示)であるものの、長めの信号待ちではやはりオーバーヒート近くまで上昇するという症状は変化なし。
5月19日。
再度点検を実施。ラジエータキャップを外して、ラジエータホースを押す。クーラントが溢れてきたので、とりあえずラジエータ本体の中にクーラントは充填されていることを確認。だが、リザーブタンクの方は、UPPERまで入れておいたはずなのになぜかLOWERまでクーラントが減少している。とりあえず再度補充。
ラジエータ上部左側のL型金具は、金属用耐熱接着剤で本体へ固定。かたまるまで24時間とのことだったので、この日はそのまま仮復旧とした。
しばらくハヤブサには乗れないなぁ…。
(長くなってきたので続く)