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艨艟ノ棲処 BLOG(続)

もうどうのすみかBLOG版(続)。ハヤブサとKDXで暮らす日々の綴方。 それから蟲と飛行機と

   

ハヤブサ水冷系統不具合(その4)

(その3)はこちら。

2019年6月2日。

昨日は名古屋、今日は四日市と合わせて300kmくらい走ったけど、今のところクーラントの減少は見られない。水温の上昇傾向も、まぁ、気温が低かった(20℃半ば)こともあって、信号待ちのオーバーヒートは無し。ファンは回ったけど。

あとは近々、L型金具を金属用耐熱両面テープでくっつけてひと段落とする。様子見は、夏が本番。

このまま症状が落ち着いてくれるといいなぁ。
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ハヤブサ水冷系統不具合(その3)

  (その2)はこちら。

2019年5月26日。

結論から。
ラジエータのL型金具は、とりあえず金属用耐熱接着剤(~120℃)で着いた。

に見えたが、アイドリングで温度が上がると剥離。
仕方が無いのでタイラップ(耐熱)で固定した。ちょっとグラグラするけどいいでしょう。

耐熱両面テープ(~180℃)という手もあるので、次回開けたら試してみよう。

水温の上昇に関しては、今回は手を付けず(部品、収集していない)。長時間アイドリングで水温が上がっても、今回はオーバーヒートまで上がらなかった。途中でファンが回りだし(ファンって、連続じゃなくて断続的に回るのな)、水温計の針の上昇はせいぜいここまで。

これでもちょっと高めだが、まぁよしとしよう。引き続き様子見だな。
あと、水温が上がるとリザーバタンクのクーラントが増え、冷えると元の量まで下がったので、ラジエータキャップは正常と思われる。そうすると次はサーモスタットが怪しい・・・?

クーラントの減少の原因は、恥ずかしながらたぶんこれ。

先日の整備でクーラントを交換した後、バンドを締める位置を間違えたようだ(ハヤブサはここでホースを外してクーラントをドレンする)。本来、バンド跡のあるところで締めなければいけないのに、その後ろで締めている。ホースの下部からは、緑色のクーラントがにじんでいる。恐らくここから漏れていたのだろう。
で、締めなおして復旧。



ここまでやって、この日はカウルまで取り付けて完全復旧。

あとは次のツーリングで、諸々様子見である。これで収まればいいけどなぁ。

(まだまだ続くかも?)
 
 
  
   

ハヤブサ水冷系統不具合(その2)

(その1)はこちら。

さて、不具合原因について、マニュアルとネットで情報を収集しながらあれこれ考えた。まず、水冷系統の構成品は次の通り。

・ラジエータ本体
・ラジエータキャップ
・ホース類
・サーモスタット
・ファン
・ファンセンサー
・水温センサー
・ウォーターポンプ

不具合は以下の3点。
・ラジエータ上部左側L型金具の破断
・信号待ちで水温がオーバーヒート近くまで上昇する。走行中は問題なし
・クーラントの減少(400km程度走るとリザーバタンクのUPPER LINEからLOWER LINEの下まで減少)

健全と考えられるのは以下の4点。
・ファン・・・回転している
・ファンセンサー・・・水温上昇時にファンが回りだすことから正常と推定される
・水温センサー・・・水温計が正常(?)に作動していることから正常と推定される
・ホース類・・・目視点検の結果、漏れ等は見られない

現時点での不具合処置方針というか何というか、考え方は次の通り。
まず、ラジエータ上部左側のL型金具の破断だが、金属用耐熱接着剤で接着の上、タイラップ(耐熱)で固定してしばらく様子を見る。ひょっとしたら接着がとれるかもしれない。そうしたら接着では着かないということなので、タイラップのみで固定とする。タイラップも切れる可能性があるので2本巻き、定期的に交換(年1回の整備時)だな。それにしても、破断面がきれいだったので、破断したばかりだろう。ラジエータの交換は、純正品が4万~5万、中国製?バttモノでも1万はするので、見送り。タイラップの耐久性がよほど悪ければ考えるが、もう20年車なので交換まで考えるつもりはない。

水温上昇は、手の付けやすいところから。まずは、ラジエータキャップを交換する。前回は2017年5月の交換でちょっと早い気もするが、ネットで調べた限り、今回の症状はラジエータキャップの不具合に似ているので。とはいえ、見た限りでは悪くなっているとは思えないが。これで効果が無ければ、次はサーモスタット交換。ことらはちょっと手間だが部品代は安い。それでもダメなクーラントが循環していないということなので、ウォーターポンプの交換。これは手間も部品代もかかkるので、あまりやりたくない。

クーラントの減少は、まずは点検。ラジエータキャップを開けた状態でアイドリング又は空ぶかし(本当は危険)をして、気泡が出てくるようであればエンジン内部のシールがダメになっている可能性。この場合は、エンジンを開けてシールを交換するしかないが、費用がかかるので、定期的にクーラントを補充しながら走るしかない。クーラントの減り具合にもよるが、もう極端な長距離や泊りがけのツーリングは無理だろう。
気泡が出ない場合はウォーターポンプから漏れている可能性がある。その場合は、エンジンオイルがクーラントと混ざって白濁しているはずなので、次回オイル交換時に確認して、要すればウォーターポンプの交換。しかし、先日のオイル交換の時には白濁なんてしていなかったが。

2000年型ハヤブサを中古で買って早や16年。元々整備に手のかかるバイクではあるものの、基本的には頑丈だなぁという印象だったが、さすがに製造から20年、寄る年波には勝てなくなってきた感がある。飛ばしてよし、流してよしのいいバイクだし、最後の規制前車なので手放したくはないのだが、水冷系統に不安をかかえたまま乗るわけにはいかない。
今年の車検は通すとしても、この不具合を納得のいく形で収束できない限り、主力機の交代はあるかもしれない。(まぁ、この個体を手放してもまた同じ型を買うかもしれないけどね)

というわけで、以下、不定期に続く。

ハヤブサ水冷系統不具合(その1)

先日の記事を読み直した。
急いで書いたせいもあって(言い訳)、あまり出来が良くない。で、きちんと書き直すことにしたのだが、件の記事は戒め(?)として残しておくことにする。

さてさて、では改めて。

まずはタイトルの改題。実は「冷却系統不具合」としようかとも思ったのだが、単に「冷却」とするとオイルの冷却系統も入ってしまう気がしたので、あえて「水冷」とした。生じている不具合は水冷系統のものだからだ。

以下、不具合の時系列。
例年、GWに実施する各種整備だが、今年(令和元年)は4月中に実施することにした。
改元に伴い10連休が設定されたので、それをフルに使って走るつもりだったのだ。
水冷系統に関して行った整備は、クーラントの交換のみ。まだ新しい頃に比べて、夏場の渋滞で水温計の針がやや高め、目盛りの真ん中よりやや上を指すことが増えたような気はしていたが、それでもファンが回ればほどなくして下がるので、それほど気にはしていなかった。

2019年5月4日。
名古屋のカドヤまでグローブを見に行った時である。走行中は問題ないが、名古屋市内の渋滞で止まると水温計がオーバーヒート近くまで上昇する、走り出すと下がる、の繰り返し。この時はさして気にも留めず、「夏場になったら嫌だなぁ」くらいで放置。
(実はその前にロングツーリングに出ているのだが、渋滞が無かったせいか全く気付かなかった)

5月5日。
越前海岸方面へツーリング。外気温は20℃後半。走行中は問題ないのだが、信号待ちで水温計がオーバーヒートまで上昇。さすがにちょっとおかしいと思ったので、機会をとらえての整備を決心。

5月11日。
とりあえずカウルを外して点検。ラジエータキャップは正常に締まっていたが、クーラントが、無い。リザーブタンクの底にちょろっと残っているだけである。実は交換の時に、所定よりも少ないと思われる量しか入らなかったので、リザーブタンクのクーラントがラジエータに回ったのかと考えた(その時は)。とりあえずクーラントは補充。その他、何気に各部を点検していると、「あ!」



ラジエータ上部左側のL金具(ラジエータ本体に接着?溶接?で固定されている。車体側からはステーが伸びていて、これらをナットで結合することによりラジエータが固定される。ラジエータは上部の2ヶ所、下部の1ヶ所で固定されている)が、外れていることを発見(写真は外した後)。ナットが緩んでいるのではない、接合面からの破断である。
相手が金属では、素人では処置の取りようがないので、とりあえずタイラップで縛る。

左側だからファンのステーを利用して何とかなったが、右側なら万事休すである。

5月18日。
応急処置のまま舞鶴へツーリング。外気温は前回のツーリングと変わらず20℃後半、水温計は、走行中は正常(真ん中やや下を指示)であるものの、長めの信号待ちではやはりオーバーヒート近くまで上昇するという症状は変化なし。

5月19日。
再度点検を実施。ラジエータキャップを外して、ラジエータホースを押す。クーラントが溢れてきたので、とりあえずラジエータ本体の中にクーラントは充填されていることを確認。だが、リザーブタンクの方は、UPPERまで入れておいたはずなのになぜかLOWERまでクーラントが減少している。とりあえず再度補充。
ラジエータ上部左側のL型金具は、金属用耐熱接着剤で本体へ固定。かたまるまで24時間とのことだったので、この日はそのまま仮復旧とした。
しばらくハヤブサには乗れないなぁ…。

(長くなってきたので続く)

ラジエーター故障(2019年5月19日)

ハヤブサのラジエーターが故障(というより破壊?)した。
事の起こりは、先月クーラントを交換してから、停車時に異常に水温が上昇するようになったので、カウルを外して点検したところ、何と。


ラジエーター上部左側にあるL型金具が接合面から破断していた。右の銀色に光っているところが破断面、左の穴は、車体側からのステーとボルトで結合するための穴。

ラジエーターは上部2点、下部1点で車体側と結合されているのだが、結局のところ2点だけでちょっとブラブラしてた。

応急処置で、タイラップで固定。
 
破断したL型金具は上側、ボルトで車体側ステーと結合している。下側は、ラジエーターに付いているファンの取り付け金具。

これで多少はブラブラしなくなったので、冷えるようになったかと思いきやさにあらん。
この状態で昨日は舞鶴まで走ってきた(何をしてきたかはそのうちUP)が、信号でちょっと長めに停まっていると、やっぱりあれよあれよという間に水温計が頂点に達してオーバーヒートのランプが点灯。

舞鶴から帰ってよくよく見ると、冷却液も減っているようだし。

仕方がないので本日応急処置その2。

金属用耐熱接着剤で接着。来週までこのまま硬化、また遠出して効果を確認しなきゃ。

金具が付いて、オーバーヒートも直ればいいけど。
症状が治らないなら、オーバーヒート対策はサーモスタットの交換、金具の方はラジエーターの交換しかないかな。純正品は4~5万(!)するので、よく分からない中国製(1万!)を使うしかないけど。

そろそろハヤブサも引退かなぁ…。

(たぶん断続的に続く)



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