2021年7月25日(日)((その2)はこちら) さて今日は、この旅一番の大物が待ち構えている。まずは、こちらへどうぞの看板に従う。
笹ヶ峰野営場から乙見山峠を越えて西側の小谷村、雨飾温泉へ抜ける道の、とば口である。道は少し行くとフラットダートになった。そしてここが、黒沢を越えたところにある分岐である。
写真奥が直進方向、右手の門柱のようなものが立っているのが黒沢を遡る分岐である。この先、時間も燃料も厳しい(そう、航続距離が短いのはKDXの一大欠点なのだ)が、とりあえず右、黒沢を遡ってみる。
門柱から100mくらいのところに一抱えもある石が置かれてあり、車ではここまで。KDXはそれをかわしてさらに進むが、何のことはない、すぐに砂防ダムに行き当たって万事休すである。
元の道へ戻ると、やる気のない通行止めの看板(だけ)。通り抜けできないかどうか、確かめてみましょう。
この先、延々とダートが続く。勾配も少なく、大して荒れてもいず、走りやすい。昨日の湯沢林道とは大違い。こっちはお勧めである。峠の手前で昆虫採集中の若者と出会った。しばし話をしていると、割合と大型の甲虫が採れるらしい。今回は採集道具持参の旅ではないので、彼らの採集をしばし見学。
そして、峠に到達。野営場からここまで1時間。乙見峠にある乙見隧道の新潟県側である。
こちらが長野県側。何となく長野県側の方が立派かな?というよりも、新しい。
この先も延々とダートが続く。と、突然、山の中に城?が現れた。まるで石垣の如き擁壁である。
見えたのは、秘境の温泉宿、雨飾荘であったらしい。隧道からここまで20分。
結構立派でお高そう。さてさて、遠路はるばるここまでやって来た目的の第一は、ダートを走ることだが、実は露天風呂も楽しみにしてきたのである。温泉内は撮影禁止なので、写真は外観だけ。料金は、寸志(だったと思う)。思えば、真夏の炎天下、バイクで走り回っているにもかかわらず、風呂は2日入っていない(笑)(野営場でシャワーしたけど)。
2日分の汗を流したら、長野県道114号川尻小谷糸魚川線を西へ向かう。が、しかし。ちょうど鎌池のところで工事中通行止め。
しかも、折悪しく工事人頭がいて、親切心から通行止めの理由をいろいろ語りかけてくる。こちらとしてはチェーンの脇も甘いし、さっさと行ってしまいたい処だがそう云う訳にもいかず、しばし雑談。会話が途切れた後は付近の記念撮影をするふり。
ようやく工事人が行ったので、さっさと突破。
その先の道はダートになり、県境の所で本格的なゲートが現れた。
左は、ダメ。右はというと、深ーいマッドである。
勇者の轍はあるものの、自分の腕、そして荷物満載のKDXでは不可能だ。一旦荷物を卸してから、という手も無きしもあらずだが、いやいやそれもメンドクサイ。潔く、Uターンすることにする。
とかく噂の小谷村の風景を堪能しながら、ひたすら長い長野県道114号を南下。
このあと、国道148号へ出るのだが、長くなってきたので続きは次回。
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