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艨艟ノ棲処 BLOG(続)

もうどうのすみかBLOG版(続)。ハヤブサとKDXで暮らす日々の綴方。 それから蟲と飛行機と

   
カテゴリー「KDX」の記事一覧

KDX利賀の林道ツーリング

2020年9月21日

富山県の南西部、岐阜県と境を接する南砺市利賀村は標高1000mを越える山に囲まれている。村内であっても南北に走る険しい尾根がその交流を妨げ、辛うじて東西を穿つ楢尾トンネルがあるのみである。人口は1000人未満。
さて、そのような山深い利賀村、それから水無湖へと走る県道34号、そして水無湖から牛首峠を経て白川へ至る牛首林道周辺は、地図で見ているだけでも秘境感が漂って来てい、林道好きとしては、前々から一度は走ってみたかったのである。
自宅からは距離があるので、数年前までは存在した水無湖湖畔のキャンプ場をベースとして走破、とも考えたのだが、諸々の都合と、とりもなおさず無人のキャンプ場では熊が怖い。それやこれやで自宅から距離はあるが、日帰りで行ってみることにした。今回の相棒はKDX。

41号を北上、高山市でバイパスが通れない(自動車専用道路。KDXは125なので原付)というハプニングがあったものの、飛騨古川で給油(1回目)、41号から471号へ分岐して、さらに360号との分岐が今日のスタートライン(36.306416, 137.092095)である。


まずは酷道を堪能すべく、北上する。路面は舗装済だが、所々剥がれたアスファルトが小さい落石の如く転がっていて、油断はできない。加えて、意外と交通量多い。それも、生活道路として走っているのではなく、明らかに酷道マニアである。KDXなので追いつかれることは無いが、ブラインドコーナーから考え無しに飛び出してくる対向車には閉口した。とりあえず、峠のお地蔵様を通過。


本来の目的は峠のすぐ先で分岐している県道34号なのだが、ひとまず北へ。所々に現れる標識は曲がっていたり無かったり。全て冬季の積雪によるものだろう。


峠を越えて、相変わらず酷い道を堪能しながら、富山県側の杉ヶ平キャンプ場下の施設へ。この辺でゲートがあり、道は一応酷道を脱するので、ここでUターン。再び岐阜県側へ南下する。(写真奥が岐阜県側)


富山と岐阜のちょうど県境のところ、ゲートのあるところで東側に抜けるダートがあったので、行ってみた。最初の方は路肩の両側から草が覆いかぶさり、軽トラでも厳しいか?という状態だったが、しばらく行くとややましに。でも、ずっとダート。写真は奥が岐阜県側、問題のダートはゲートの手前、左側から入っていく。その下の写真は入口辺りのダート。
調子に乗ってダートを走っていたので、途中の写真は無い(今回は全体的に写真少な目)。ダートは2、3km、万波神社(36.383582, 137.115496)の手前まで。その先は、舗装路?何となく細くて面白そうな道だったが、今回は見送り。Uターンして471号へ戻る。さらに南下して、先日の金沢旅行(その5)で下見した県道34号との分岐点へ。本日のミッションの一つは、まずこの県道を水無湖まで抜けることだ。


ところが。どれほども行かないうちにミッションインポッシブル(笑)。写真ではわからないが、向こう側の腕組みした親父がすごい形相でこちらを睨んでいる。さっさと写真を撮ったら、ほうほうの体でUターン。


県道34号を抜けるためには、もう一度471号を北上して472号との分岐の辺りから再び南下、利賀村百瀬から林道を下って行くしかないのだが、百瀬まで約30km。そこから先のことを考えると百瀬あたりで燃料を補給しておきたい。

事前情報では百瀬にJAのスタンドがあったのだが、本日休み。仕方が無いので、山一つ西側、利賀村坂上のスタンドまでさらに10kmほど走る。ここが開いていなければ万事休す、ミッションアボートで156号側へ抜け給油、そのまま早目の帰宅しかなかったのだが、幸いにも開いていた。本日2回目の給油だが、結果として正解。ここで給油しておかなかったら、山の中でガス欠必死だった。全くKDXの航続距離の短さといったら。

給油後は阪神タイガースの家を横目で見ながら百瀬へ戻る。ネットでちらっと調べたけど何も出てこなかった。ただの熱狂的ファンだろうか。


百瀬から下り、ここらから(36.39718, 137.0229)がいよいよ本番。軽トラ1台がやっとの道を進んでいく。とはいえ、離合ヶ所もほぼ無いので、車では諦めた方がいい。


金剛堂山登山口の三叉路(36.39718, 137.0229)へ出てきた。


googleマップでは三叉路になっているが、実際にはもう1本、登山道があり四叉路になっている。画面左の道がやってきた百瀬方面、右が登山道であり、方角は北西を向いている。轍があるが、こちらの探索は次回回し(あるのか?)。時間と燃料が惜しいので先を急ぐ。この時点で既に14時。


三叉路をそのまま進むとほどなく県道34号に降りていく。手前の建物はトイレ(だったかな?)


三叉路から西へは林道が1本、好奇心にそそられてこちらは入ってみることにする。車が停まっているが、金剛堂山の登山者かもしれない。


林道の方は、途中にある電波中継所を過ぎてしばらく行ったところ、林道のほぼ半ばで工事中、通行止め(36.34637, 137.00533)。ショベルカーの人に追い返されてしまった。たいていは優しく通してくれるのだが。


Uターンして三叉路へ戻り、更に県道34号目指して降りていく。途中にあった洗い越し。


場所が場所なら観光名所になりそうな岩肌。

岩肌の辺りで走っている道はだいたいこんな感じ。もはやほぼ廃道である。


県道34号と合流。午前中に通行止めをくらった工事個所の西側へ回り込むべく、ほとんど廃道化した道を進む。とても数年前まで車が通っていて、キャンプ場があったとは思えない。しかし、バイクの轍は付いているので、マニアは入っているのだろう。ちなみに写真中央、倒木のところは土砂崩れで盛り上がっている(36.34803, 137.04812)。車は、ジムニーでも無理だろう。そんな道幅は無い。


県境へ到達。今はもう誰も見ることのない立派な標識とヘキサが立っている。

県境のゲートを富山県側から岐阜県側、岐阜県側から富山県側を見たもの。ゲートには鍵がかかっているので、車は通れない。

ゲートから更に東、岐阜県側へ進み、とうとう午前中の工事個所へ到達。やはり親父に睨まれた。朝のバイクだと、気づいたかな?ここに戻ってくるまで3時間40分! 時刻は既に15時である。


おっとり刀で来た道を戻る。廃道をとなった県道34号を、熊に怯えながら(KDXは煩いのでたぶん大丈夫だけど)水無湖へ。県道は水無湖のダム(利賀川ダム)右岸のところで真北に折れているのだが、ここで予想もしなかったゲート!


ダムの方はと見ると、天端にもA型バリケードに通行止めの文字!


また来た道(廃道)を戻るのか、燃料は大丈夫か、いや、スタンドが開いている時間までにたどり着けるのだろうか?とか冷や汗が出てきた。この時点で既に15時半である。とりあえずダム向こう側まで行くと、こちら側のバリケードには注意書きがぶら下がっている。


「利賀(百瀬)方面、岐阜県方面へは行けません」とある。ということは、これは白川方面から来た車への注意書きで、そちらからはここまで通行可能、ということではないか?ならば、と当初計かっく通りに県道34号を北上、牛首林道北端から下って白川に抜けることにする。

ダム前のゲートを抜け(KDXなら何とか)、なぜ通行止めになっているのか分からない状態の道を北へ上がる。
が、しかし、話はそんなに甘くは無い。牛首林道との合流点(36.35911, 136.985)で再びゲート。写真左、通行止め標識の後ろにKDXが見えている。撮影点が牛首林道との合流点、写真右側が牛首林道である。合流の数メートル手前でゲートとは、むごい。牛首林道へは落差が2~3mある直滑降なので、KDXでも降りられない。


ゲートの向こう側に釣り人がいたので、少し話を聞いた。曰く、牛首林道は工事中でしばらく(たぶん今年いっぱい)抜けられるかどうかわは分からない。県道34号は常時ゲート閉であり、鍵はダムの管理人が持っている、自分たちが通る時だけ開ける。水無湖のキャンプ場は、数年前に管理人のおじいさんが亡くなったので閉鎖された、とのこと。

止む無く、来た道を戻る。ダムを西へ渡り、そのまま、廃道の中を進んでいく。もういい時間だし、熊が怖い。

廃道を突き進み、ようやく牛首林道との合流点(36.31043, 136.97321)。KDXの向こう側、バリケードの先が牛首林道、画面右が水無湖から来た道である。


合流点にある、林道牛首線の記念碑。


この先、白川までもダートとはいえ、路面状況はやや回復。害獣除けのゲートを一つ抜けて、牛首林道終点、旅の終わり。時刻は16時半を回っている。何とか明るいうちに降りて来れた。やれやれ、である。


この後、荘川で燃料補給(3回目)、日の暮れた山間国道をKDXの頼りないヘッドライトで帰宅。通行止めと時間と、燃料不足(スタンド不足)に悩まされたツーリングだったが、入り残したダートもあるので、またチャレンジしてみたいと思う。
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秘密の桜

KDXに乗って、岐阜県内某所へ秘密の桜を見に行く。

下界では満開に近い状態だったのだが、さほど標高は高くないとはいえ山の中。まだ蕾は固かった。 


帰り道、粥川の林道から分岐するダートを見つけたので突入。そこで見つけた神々しい岩。


もう一つ林道を見つけたので突入。だいぶ入り込んだ後は獣道っぽくなっていたのでUターン。転がるのは最近のお約束。年取ったかなぁ。地球にヒザゲリくれたけど、プロテクターのおかげでセーフ。


山中の秘桜が空振りだったので、確実な木曽川沿いの巨木へ。綺麗でした。

 

秘密の桜は再来週にでも再挑戦しよう。

KDXタイヤ交換記

前回はこちら
 KDXのタイヤ交換も3回目。 前回同様、DUNLOPのD603にしたのに深い意味はなく、ブリジストンより微妙に安かったからである。もっとも、オンロードタイヤは激しく値上がりしているのに、オフロードタイヤはちっとも変わらないのが不思議だ。


まずはリヤから交換。新旧比較してあまり減っていないようにも見えるが、実はツルツル。ダートではほぼグリップしない。それにしても3000km余りで丸坊主になるのはどうかとは思う。今回も同じく3000kmで丸坊主なら、次は微妙に高くてもブリジストンにするかも。


続いてフロントも交換。こちらはさほど減ってない(ように見える)。

前回までは、交換に1.5日かかるわ(手順悪っ!w)、チューブに穴は開けまくるわで用心していたのだが、さすがに3回目。朝から始めて午後早いうちに交換終了。チューブも問題なし。

ついでにリアPADも交換。NTBってよく知らないメーカーだけど、通販で安かったので。 
使用済みのPADがこちら。KDXのリアキャリパは片押しで、向かって右がポット側。ものの見事に方減りになってるのが分かる。取り付けの時にちょっと掃除しといたけど、次はマシになるかな?
オマケ。チェーン(と前後スプロケ)も交換時期だけど、予算の都合でいっぺんにはできないので、こちらは少し先送り。
このほか、切れてたヘッドライトバルブも交換して終了。ようやく何とか走れるようになったので、どこへ行こうかな。

伊那キャンプツーリング(その2)

  (その1)はこちら。

2019年7月26日

6時起床。何となくモヤってる。雨が降ったわけでもないのに、テントは夜露でぐしょ濡れ。1泊だからいいけど、連泊なら大変だなぁ。



この日は手始めに、ガレっガレ(の記憶)の町道高峰線を小豆坂トンネルまで走る、ダートで17kmとは今どき貴重である。

(推定)小豆坂トンネルの真上辺りまで下ってきたところでY字の分岐。ガソリンスタンドのあるトンネルの西側に降りたかったのだが、地図を見てもよくわからない(老眼w)。下る方の左へ行ったら、逆にトンネルの東、県道211号へ出てしまった。



県道211号は、昨日、上部のダートだけを走ったので、今日は残りの舗装部分を走ることにする。本来なら舗装路なんてどうでもいいのだが、この県道には廃屋が多く立ち並んでいて興味をそそるのだ。
それでは、昨日の分を含めて上から紹介していく。

まずは巨大(?)な廃屋。大きさからして民家ではないだろう。




芝平の小学校跡記念碑。


小学校は校舎が残っていた。
 

校庭のすみに。


県道沿いの廃屋。


臼の並んだ土蔵。


卯沢の廃屋。とはいえ手入れされており、柵もあるので立ち入らないように。


集落の入り口には石碑が並ぶ。
 

石碑には「庚申」云々と彫ってあった。他でも同様の石碑があったので、芝平集落か高遠の習慣かも知れない。

さらに二階建ての廃屋。
 

旧公民館を貫く桜。
 

芝平集落はここまで。
 
この後、昨日同様、道の駅南アルプスむら長谷で作戦を練る。

まずは美和湖南端西側の女沢林道へ。地図を見間違い(老眼)、県道210号へ出るつもりが獣道に迷い込み、結局元のR152に出てしまった。まぁいいけど。

R152を南下して温田から万古渓谷の林道へ入るつもりだったが、昼食休憩した道の駅大鹿で聞くと「地蔵峠手前で通行止め。蛇洞林道までも行けない」とのこと。がーん。所要時間の見込みが大幅に狂う。

仕方がないのでちょいと戻り、県道22/18/1とつないで走る途中、千奏大橋の北東にポツンと一軒家発見。



こんなものを見てしまっては行くしかないのだが、地図を見てもよくわからず、その辺を走ってみたが到達できず。時間も無くなって来たので次回持越しである。

この後の万古渓谷へは、道を知っている温田側から入るつもりだったが、次第にタイムアップも近づいてきたので泰阜村川から入ることを決心(最初からそうしとけばもうちょっと時間は節約できた)。泰阜村で給油して、県道83で法全寺を目指す。


いい感じに看板が出ていたので迷う事無く林道入り。(写真奥が万古渓谷方面)


狭いが舗装された道を入っていく。意外と奥まで民家があったりする。
途中にあった案内図。



入口から15分で最初の目標、地蔵隧道。今回の旅の目標の一つ。地図を見てみつけたのだが、正体不明だったのだ。コンクリート巻き立てなのでそう古い物ではない(恐らく林業用だろう)が、銘板が無いので何もわからない。だがしかし、とりあえず満足感。



続いて目標のもう一つ、猿間隧道。こちらは入口から30分。地蔵隧道同様、地図を見て見つけた。同じく銘板が無いので正体不明。



さて、舗装路はこの猿間林道の南側出口まで。その先は荒れたダートである。
この後は、残念ながら写真が無い。急いでいたので撮り忘れたのだ。

猿間隧道南口から2.5km下るとT字に出る。南へ下ると万古集落の栃城、そのまま東へ進むとダートのピストン林道である。昨年は万古隧道から奥の栃城集落を経てこのT字路でUターンしたので、今回はそのまま東へ進む。地図でピストン林道であることは分かっていたものの、行かずには済まない。

T字からは4kmで林道は終点、折り返して戻る。T字の南は1.2kmが荒れたダート、舗装が始まって1kmで栃城最奥の民家に出る。

あとはそのまま狭い舗装路をたどり、万古隧道を抜け、温田駅で小休止。この時点で16時、つもりの時間よりも1~2時間遅い。楽しかったけど。

温田の後は帰るだけ。
R151、R418を抜けてR257、岩村で給油。そのあと瑞浪でR19に出て、R21で帰宅。ジャスト20時。バイクと装備を片付け終わった途端にパラパラと雨が降り始める。台風の前哨戦だ(これがあったので早く帰りたかった。翌日は大雨になった)。

本日の走行距離 356.3km

二日間、林道&廃屋&隧道で楽しいキャンプツーリングでしたが、まだ

・千奏大橋たもとのポツンと一軒家
・為栗駅の一軒家
・平岡ダムの一軒家
・泰阜村の二軒屋集落

を残してしまったのでそのうちに再挑戦かな。あと、大鹿村のキャンプ場と赤石荘入浴も残してるし。

次にキャンプツーリング行けるのはいつだろう。  

伊那キャンプツーリング(その1)

若干廃墟マニアも入っている私。
知人から伊那の廃墟を教えてもらい、しかもそれがダートである黒河内林道沿い、とくればKDXで行きたくなるのは人情だが、さすがに岐阜から日帰りはややきつい。

ところがよくよく地図を眺めていると、その先、入笠牧場を横切った向こうに千代田湖という湖(人造湖らしい)があり、湖畔にはキャンプ場があることを発見してしまった。それならばと1泊キャンプツーリングで計画を立て、実行は7月末の電力休暇とした。


2019年7月25日
当日は4時半起床。何のことは無い、普段と全く同じである。テキパキと準備を済ませ、6時過ぎには出発である。


R21からR19(ネズミ捕り注意)、権兵衛峠(白バイ注意)を抜けて高遠町内で給油。これが結果としてこの日最後の給油となるのだが、KDXは航続距離が短いので非常に気をつかう。山への出入り直前直後には給油必須だが、山間部はガソリンスタンドがまばらなうえに、日曜日定休が普通。これが時々以前に所有していたジェベルが恋しくなる所以である。

さて。高遠からは美和ダムへ寄ってダムカードをもらい、そのまま道の駅南アルプスむら長谷には11時40分に着。ここでコンビニおにぎりの昼食。

しばし作戦を練ったあと、美和湖南端から黒河内林道へ突入である。


黒河内林道は、ゲートと門番がいる南アルプス林道入口の戸台大橋を超えたところから入笠牧場入口までがダートである。

まずは、戸台大橋までの舗装区間の途中にあった短い隧道。鷹岩隧道、だっけ?
 


途中、川側に赤い屋根が見えたのでUターンして河原へ降りる。(35°46'57.8"N 138°08'14.8"E)



見えていたのは多分この家。廃墟化しつつある山荘、かな。



その他、1~2軒の山荘が廃墟化しつつあった。
こちらは、川を渡ったところにある廃山荘。ちなみに言っておくが、中には入らないように。
 

写真の手前、左側に林道があり、興味本位で進んでみると。

戸台川の河原に出た。

鋸岳登山の起点になっているらしいが、注意書きがものものしい。



元の林道にもどってすぐにある、かつての茶屋。電話番号のケタ数の多いこと。



さらに少し北上すると、今度は山側に廃屋。



そして、無造作に転がる洗濯機(笑)



この後、比較的走りやすいダートを登っていくと、対岸に大がかりな廃墟群。たぶん大規模な山小屋の類と思われるが、グーグルマップや国土地理院に書き込まれている橋は無い。川面まで高低差があり、かつ渡渉が必要(しかも川幅広)なので実地確認はあきらめ。場所はたぶんここと思われる。
(35°49'11.8"N 138°09'07.7"E)
それにしても、ネットを漁っても出てこない謎の廃墟である。
 


 


この後は順調に高度を上げ(とこの時は思っていた)、途中の工事の人にも親切に通してもらい、入笠牧場のゲートに到達。記念撮影。だたしかし・・・!



!!!
積んであったカッパと水2Lが無い!どこで落とした!?
正直、キャンプ場には飲用不可とはいえ水道があるので水はどうでも良かった(100円だし)が、カッパ(3000円也)は惜しい。仕方がないので取りに戻ることにする。あるかな・・・。

止む無く後戻りを開始。親切に通してくれた工事人に再び愛想を振りまき、あるかなあるかなと逆走すること20分、そいつらは無造作に転がっていた。

白いのが水、黒いのがカッパ(を入れた袋)である。ペットボトルが破裂していれば何のために戻ったのか訳が分からなくなるところだが、幸いにして無事。

この後、三度工事人に愛想を振りまき、入笠牧場のゲートまで戻る。ゲートは、牛を逃がさないために閂がかかっているが、鍵はかかっていないので自分で開けて通過。

入笠牧場には山小屋があって、少々興味をそそられたのだが予算は無い(笑)。次回のために記録だけ残して通過である。


牧場内は、地図を見ると道が入り組んでいるようだが、実際はそうでもない。ゲートから400mのY字を左へ行けば、芝平峠までは一本道である。

芝平峠到着、十字路になっている。上手に写真が撮れていないが、KDXの前方が本日の宿泊地、千代田湖キャンプ場に向かう舗装路。右手、「青柳」と書いてある方向が金沢併用林道、



で、左は長野県道211号芝平高遠線、上側の2kmくらいがダートなので往復してみた。途中で何があったかは、(その2)でレポート予定。
  


このあと、芝平峠の右手、金沢併用林道(ダート)を抜けて千代田湖へ到着、16時ジャスト。
まずは設営。ちなみに標高は1300m。


反対側から。


この日、他には同年配の男性と、独りバイオリンなどを奏でる若者の計3人。
一人じゃなくてよかった、熊とか出ると怖いもん。

食事前に少し時間があったので、キャンプ場から数100mの金沢峠へ。お地蔵様がいました。



夕飯は麻婆豆腐丼と、


キャンプのお供、お約束のニッカ(笑)
 

この後、日没とともに就寝したのだが、夜中に登山の若者たちが到着したらしく少々やかましく目が覚めてしまった。熊鈴くらい音を消しとけっちゅーの。
あと、(たぶん)鹿の鳴声もなかなか、わかってても不気味w

((その2)へ続く)
 
本日の走行距離 276.2km。 
  
  
  
  
  
  
  
  
  
   
   
   
   
   
   
    
    

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