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艨艟ノ棲処 BLOG(続)

もうどうのすみかBLOG版(続)。ハヤブサとKDXで暮らす日々の綴方。 それから蟲と飛行機と

   

岐阜小紅の渡し

2020年10月3日

かつて、と言ってもそう昔の話ではない。平成の半ばまでは長良川沿いに何ヵ所か、渡しがあったのである。何時か行こうと思っていはいたのだが、そこへ至るまでの道のりが億劫で、延ばし延ばしにしているうちに、今は岐阜市の鏡島弘法とその対岸を渡す小紅の渡しだけになってしまった。

そろそろ無くなるのではないか?という真偽不明な風の噂もあり、重い腰をようやく上げたのが昨年の10月である。

渡船は、当然ながら車やバイクは積めない、駐車場も無いので自転車の出番である。


ちょうどいい気温の中、1時間ほどで長良川右岸、鏡島弘法対岸の小紅の渡しに到着。説明書きによると、小紅の渡しが史実に登場するのは元禄5年(1692年)だそうである。以来300百年以上この地にあり、現在は一般県道文珠茶屋新田線の一部である。なお、渡しは県道の一部であり遊覧船ではないため、対岸に着いたら必ず降りる旨の注意書きもある。道路の一部なので、渡し賃は無料。


土手の上から船着きを見る。急勾配の階段、長良川を挟んで対岸の船着きが見えている。船はまだ画面の右手にある。人以外の乗船の可否は書かれていなかったが、自転車は可。原付は、この勾配を考えると無理だろう。


渡船。船外機が付いている。最後の2、3段まで階段になっていて、自転車を乗せるには持ち上げなければならない。持ち上げた自転車が揺れる船への狙いがなかなか定まらず、失敗すれば人馬諸共川の中、である。


ここまで汗をかきかき自転車を漕いできたので、川面を渡る風が心地よい。結構、ご満悦である。


程無く、対岸へ到達。船外機が付いてい入るが、船着きへ寄せる時は竿だ。


元来た方を振り返る。乗っていたのは5分、ない。


ここからはサイクリング。まずは対岸の鏡島弘法見学。初めて来た。


忠魂碑。希典(まれすけ)書、とあるのは日露戦争で203高地を攻めた第三軍司令官陸軍大将乃木希典のことである。明治天皇崩御に殉死したのは有名な話だ。


長良川左岸のサイクリングロード(少々荒れていて、所々痕跡が途絶える?)を忠節橋まで走ってから、市内へ。ちょうどいい時分になったので昼食、老舗の太田屋本店。天ぷらうどんを食べたかったのだが、仕入れ先の天ぷら屋が廃業(天ぷらは外注らしい)してしまったとのことで、すうどん300円。レトロな雰囲気がなかなかだが、圧巻は入口左手にある煤けた岡持ち多数。鈍い光沢が歴史を感じさせた。行くことがあったら、ぜひ確かめてみてほしい。


この後は柳ヶ瀬をブラブラ。高島屋に新しく入った大垣書店(大垣が本店かと思ったら、社長が大垣さんで、本店は京都だった)へ行ってみたり。おやつにツバメヤでもなかアイス。


食べたカロリーを消費しながら(笑)ゆるゆると帰宅。久々のサイクリング、5時間でした。たまには自転車もいいもんだ。
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