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艨艟ノ棲処 BLOG(続)

もうどうのすみかBLOG版(続)。ハヤブサとKDXで暮らす日々の綴方。 それから蟲と飛行機と

   

2024年GW 中国九州の旅(その1)

GWはどこへ行っても混んでいるので、家にいて普段できない諸々の幼児(たいていはバイクの整備)を片付けるのが通例なのだが、今年は出かけることにした。
下道手中泊の旅、最終目的地は長崎佐世保。そこへたどり着くまでの道中にある、前々から行ってみたかった諸々を見物していこうという計画である。

4月28日(日)
0600、出発。オール下道が基本だが、四日市近辺だけはやってられないので東名阪(有料)でワープ。が、それも有料になる西名阪へ乗ってしまう直前、天理インターで降りてしまい、あとは下道。
最初の目的地は、奈良県三郷町の万葉荘園の屋根に乗っているビーチ95バロン。


屋根の上、施設外からの撮影ということもあってアングルがとても厳しい。写真はアリバイ照明程度のものに過ぎない。

万葉荘園を後にして(あんまりウロウロしていると不審人物。通報されてもしょうもない)、1000すぎには次の目的地であるミリタリーアンティークス大阪に到着。ここは個人で経営している博物館で、戦前の大英帝国陸軍車両とその装備品が収蔵の対象。ヤードは別のところにあり、定期的に展示物を入れ替えているらしい。通常は完全予約制で午前と午後の入れ替えでなかなか予約も取りずらいのだが、今日は年に1度の入場フリー、全開放の日。ええ、狙っていましたとも。
本日のメイン展示は英軍トラック。愛機スイフトとめでたくツーショット。


こちらは、世界で2台しか現存しないというウェルバイク、空挺部隊用の試作で終わった秘密兵器である(笑)。畳んで後ろに写っているカプセルに格納してC-47輸送機の腹下に複数懸吊、パラシュートで落とすらしい。空挺部隊用として開発してはみたものの、タイヤ径がちいさく悪路に不向き、押し掛けonlyだが降下先の不整地ではタイヤがスリップしてかからない、隠密用同様に開発されたが2スト90ccサイレンサ―無しの爆音、サスペンションが無いので不整地での乗り心地最悪、ということで開発中止となった素晴らしいマシンである。


その他、英軍カレー(インドを植民地としていたことを思い起こされよ)を食しながら英軍紅茶を賞味したりと、英軍づくしでした。


さて次は、妖怪を見に兵庫県福崎町まで。なぜここに、とは思うのだが町内には妖怪がいっぱい。喰わず女房(色っぽい)、河童(定番だがなぜ将棋?)、油すまし、などなど。GWとあって子供連れがいっぱい。


妖怪を見た後は三朝温泉を目指す。
だんだん暗くなってくるのだが、いかんせん山の中(と思われる)、街も無く?夕食をとれそうな店もない。仕方が無いので道中最後と思われるコンビニで弁当を購入、三朝温泉到着後、観光無料駐車場で食す。


三朝温泉までやって来た目的は、橋のたもとの河原にある露天風呂である。ただし、四方八方から丸見え(笑)。夜だから入浴したものの、白昼堂々はちょっと辛い。風呂に入って温泉街を散策(今どき射的屋とかあった)したあと、就寝。

本日の走行距離 472km

(続く)




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名古屋モビリティ―ショー2024 (6-Apr-2024)

一昨年のGW最終日、ハヤブサで転倒を喫した。ケガはどうでもいい程度だけど、カウルはボロボロ、革ジャンもボロボロ(革ジャンとプロテクタは大事)、心もボロボロ。もう既に半分旧車なので、部品を発注しようにもメーカー欠品。仕方が無いのでamazonで中華製のカウルと、ヤフオクでその他部品を調達。ぼちぼちとやっていたら復活までに2年かかってしまった。
 んで、久々の遠乗りでセントレアまで、目的は名古屋モビリティ―ショー。体は乗り方を忘れていないけど、目はついていかない(笑)。それにしばらく車ばっかりだったので、ナビの無い走りに慣れていない。あれあれ、と思う間もなく有料道路に乗せられてしまい、思わぬ出費。でもまぁいいか、早く着いたし。それに、車と違ってバイクだと、アドレナリンがドバドバ出る。有料道路をすっ飛ばしながら頭の中ではハイロウズが爆音でリフレイン。このまま、どこか遠く!

さて、モビリティショ―で見たかったものはkawasakiの新型KLX230。旧型はデザインが好みではなく、足つきも悪かったのでそれを確認したかったのだ。kawasakiブースで展示されていた新型は「踊り子さんに手を触れないでください」状態だったので足つきは確認できなかったが、デザインはいい。というか、旧型のヘッドライトケースをデザインしたのは誰だよ?って感じ。
足つきとお値段次第だが、私のセカンドマシン、現在不動車のKDX125SRが復活しなければ買っちゃうかもしれない。230なら自動車専用道路にも入れるし。(でもタンクが小さいんだよなぁ…、林道に入り込むと不安なんだよなぁ…)

予備知識も余りなく行った中で、目を惹いたのはSUZUKI GSX-8R。カウル無しバージョンの8Sには試乗したことがあって、走りは良かったけどデザインが今風過ぎてジジイ世代には厳しかった。だがしかし、なんだこのGSX-8Rのカッコよさは! しっぽが小さいのも全く気にならない。ブルーよりシルバー推し。
ハヤブサの後継機にGSX-S GTかGXと思っていたのだけど、ハヤブサはそのままで8Rを買い増しだな。値段もそれらよりだいぶ安いし。

その他のブースで意外と良かったのはトライアンフ スピードトリプル 1200RR。カウルがクラシカルなカフェレーサー風でいいんだけど、お値段はなんと250万円!買えませんて…

というわけで、バイクを堪能した後は常滑駅前の競艇ラーメンを食べた。味は標準的な醤油だけど、器がボートなのね・・・

ユーザー車検2023

2023年11月20日

2年に1度の恒例行事、ハヤブサの車検である。(前回はこちら)

年年歳歳年年歳歳、物覚えが悪くなっているので、覚書として書いておく。

とりあえず、持ち物。(いつも同じ)
・車検証
・自賠責保険証書
・納税証明書
・書類ボード(書類を挟むのにとても便利)
・ユーザーマニュアル(お守り)
・ライトSW治具(自作。ヘッドライトSWがONのままになる)
 ・印(念のため)

岐阜運輸支局の受付開始は0845は変わらず。だが今回は天候不良(雨)のため、当日早朝に昼イチの回へ変更。かつ、フロントカウルを交換しているので、受付前にテスター屋で光軸を合わせておいた。


手順は次の通り。(いつも同じ)
(1)前回同様、書類5~書類7は受付⑧の窓口横に置いてあるのでもらう。
(2)受付前に上記書類を記入。
(3)受付前に前になったら、隣の軽自動車協会建屋の窓口⑩で点検整備記録簿を購入。必要な印紙も購入(まだ貼らない)
(4)自賠責に加入して、運輸支局に戻る。
(5)点検整備記録簿を記入したら書類一式を窓口⑧へ提出、確認してもらう。問題なければ印紙を添付。
  
 
車検自体はつつがなく終了。お値段は下の通り。テスター代を除くと、自賠責の減少でついに15000円台である。(書類一式とは点検整備記録簿のことであり、その他書類は無料である。点検整備記録簿は適当なフォームでいいようなので、あらかじめネットに転がっているフォームをプリントアウトしておけば0円である。)
項目 2013年 2015年 2017年 2019年 2021年 2023年
自賠責 13640円 13640円 11520円 11520円 9270円 8760円
重量税 3800円 4400円 4600円 5000円 5000円 5000円
検査手数料 1700円 1700円 1700円 1700円 1700円 1800円
書類一式 130円 130円 10円 105円 105円 105円
テスター代 1050円 0円 1620円 0円 0円 1100円
合計 20320円 19870円 19450円 18325円 16075円 16765円


うれしいことにまた2年乗れるのだが、もう既に20年車。いろいろくたびれてきていることもあり、考えることも無きにしもあらず。もう少し軽いマシンを買い増しかなぁ…

バイクカバー-ハヤブサ用

2021年12月25日

6年使ったハヤブサ用のバイクカバーがさすがにボロボロで用を成さなくなったので、買い替え。OSS(大阪繊維資材)のポリエステル100%。サイズはKDXと共通で使えるように(KDXはいつもお下がり)、ワンサイズ大きいオフロード用。定価9800円のところ、Web!keのセールで2800円、更に貯まったポイントを使って1000円引きの、結局は1800円。余りの安さに届くまではドキドキでしたが、案ずるまでもなく定価品質のしっかりしたものでした。また長く使うことになるでしょう。

KDX新潟長野の旅(その3) (2)

2021年7月25日(日)

(その3)(1)はこちら

国道148へ出たところで、いい味のコンクリート橋に出くわす。土木遺産に選出されている姫川橋だ。

しばし堪能した後、目的地とは逆、少しだけ南下してコンビニへよって、昼食の購入。キャンプツーリングを始めた頃は、食料は全て持参、持って走ったものだったが、今はそこかしこにコンビニがあるのでとても便利。何なら、食料なぞ持たなくてもいいくらい。

さて、もう一山入るのでその前に燃料補給。さらに少しだけ下るとガソリンスタンドがある(と地図にはある)が、本日は日曜定休日。ならばと更に下ってもう一軒。だがしかし、ここも日曜定休日。コンビニは増えて便利になったものの、ガソリンスタンドは逆に減少、そして日曜定休が増えて不便になってしまった。近所の店で聞くと、更に更に10km、南下して白馬まで行くと開いている店があると云う。目的地は北なので、そっちは?と聞くと、日本海に出るまで全く無いという(何となくスケールが大きい)。まったく、燃料を求めて逆走なんて、何をしているのか分かったもんじゃない。

とはいえまぁ、ぶうぶう言っても入れておかないと途中で燃料切れを起こすのは目に見えているので、10km走る。でも、往復で20kmだと、1L無くなるんだよなぁ…。

さて、白馬で燃料を満載、北上して目指すのは蓮華温泉。雑誌で見つけて、その解放感と景色の良さにいつかは行こうと心に決めたのが30年前。とはいえあれやこれやそれやがあって、その上自宅からおいそれと行ける距離ではないので延び延びとなっていたのだ。実は今回も、白馬登山と抱き合わせの方がよくないか?とちらと思ったのだが、まぁそんなことを言っているといつまでも行けない。老い先は短いので、美味しいものから食べることにしたのである(来年は白馬へ行くぞ!)。

蓮華温泉へは、国鉄大糸線平岩駅から県道505号でグネグネグネグネと上がっていく。途中で池とかあったけど、帰りの楽しみで後回し。まずは目的に向かって一直線。

そろそろ飽きてきた頃、小一時間ほど走って白馬岳蓮華温泉ロッジの駐車場に到達。

駐車場は混んでいた(車は停める余地がない)が、バイクなら隅っこに適当。で、Uターンしようとしたら、やってしまった。

KDXなんていつもなら軽々と持ち上がるのだが、満載の荷物(しかも重心から遠い)が意外と重い、持ち上がらない。荷物を卸すしかないかなぁと考えていると、「私もセローに乗るんです」というご婦人が起こすのを手伝ってくれました。その節は、ありがとうございました。次回お会いしたら、お酒奢ります。

さて、蓮華温泉の湯は四つ。いずれの湯も、一周30分ほどの「登山道のわきに湧いているので丸見え」である。とはいえそこはそれ、こちらはもういい歳をしたオッサン、矢でも鉄砲でもどんとこい、である。

登山道を反徒時計回りに、まずは三国一ノ湯。これは本当に道端だった。湯舟は1m余り四方、更衣室なぞ当然無い(この後も同じ)。一瞬躊躇したが、誰も来ない、足音もしないことを確かめて、脱ぐ。当然全裸である。だがしかし、マッパになった瞬間に、女性登山者が現れるのはお約束だった。お互い気まずく視線をそらしながら、とりあえず入浴。ん~、ぬるい。展望もきかない(ただの道端)ので、次へ。
 

お次は、仙気ノ湯。こっちは2m四方、もうちょっとあったか?先客で叔父さん(自分も)が二人、いたので湯舟の写真は無し。期待した展望は、ガスっていて無し。残念。

さて、この上にもう一つ。本日のメインイベント、薬師ノ湯があるのだが、10mほど?登ったところなので下からは見えない。登り口にはチェーンがあり、女性が入るときはこのチェーンを閉じておくのだそうだ。 折悪しくチェーンは閉じていて、じりじりと待つこと10分余り。ようやく女性が降りてきたので入れ違いに突入。
 
30年越しの絶景を期待したのだが、生憎の霧。とはいえ、念願かなって大満足。もちろん全裸で入っていたのだが、この後、水着姿のご婦人が二名やってきて、恥ずかしいったらありゃしない。このあと、最後の黄金の湯に入って仕上げ。

さて、だんだんと時間が怪しくなってきたので急ぐ。麓の平岩駅まで降りて、気になっていたこの橋を渡ってみる。専用道路、と書いていあるが、渡った先で右折しなければ大丈夫みたい。


渡った先に林道があったので、時間を気にしながらも進んでいく。途中で明らかに通せんぼの重機があったが、今日は日曜日。給油の面では苦労したが、工事は休みだ。すいすいと通り抜けられるのも、バイクのいいところ。

長い長いダートを行くと、何のことはない、午前中に断念したゲートの反対側に出た。どうやら長野県道114号だったらしい。あの時、少々無理してでも抜けておけばとも思ったが、それならそうで残燃料がどうなっていたかは分からない。

この後、急ぎ足で国道148号を南下。湯原温泉猫鼻の湯へ。

ここで既に16時。キャンプもできるので少々迷ったが、もう少し進むことにして、結局、木崎湖POWWOWキャンプ泊とした。

湖が見えてロケーションも良かったけど、下の若者達がちょっとうるさかったかな。そうそう、夜はテントの中へひょんな来客もあったっけ。

その4へ続く。

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自己紹介:
岐阜県在住。
真空管ラヂオ、白黒テレビ、ダイアルの無い黒電話、五右衛門風呂を使った事がある。
東京オリンピックは憶えていないが、大阪万博ははっきりと記憶がある。
単車で遊んでもうすぐ40年、そのくらいの歳のオッサンです。
mail: moudou_sumika-4601@yahoo.co.jp

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