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艨艟ノ棲処 BLOG(続)

もうどうのすみかBLOG版(続)。ハヤブサとKDXで暮らす日々の綴方。 それから蟲と飛行機と

   

ハヤブサ水冷系統不具合(その2)

(その1)はこちら。

さて、不具合原因について、マニュアルとネットで情報を収集しながらあれこれ考えた。まず、水冷系統の構成品は次の通り。

・ラジエータ本体
・ラジエータキャップ
・ホース類
・サーモスタット
・ファン
・ファンセンサー
・水温センサー
・ウォーターポンプ

不具合は以下の3点。
・ラジエータ上部左側L型金具の破断
・信号待ちで水温がオーバーヒート近くまで上昇する。走行中は問題なし
・クーラントの減少(400km程度走るとリザーバタンクのUPPER LINEからLOWER LINEの下まで減少)

健全と考えられるのは以下の4点。
・ファン・・・回転している
・ファンセンサー・・・水温上昇時にファンが回りだすことから正常と推定される
・水温センサー・・・水温計が正常(?)に作動していることから正常と推定される
・ホース類・・・目視点検の結果、漏れ等は見られない

現時点での不具合処置方針というか何というか、考え方は次の通り。
まず、ラジエータ上部左側のL型金具の破断だが、金属用耐熱接着剤で接着の上、タイラップ(耐熱)で固定してしばらく様子を見る。ひょっとしたら接着がとれるかもしれない。そうしたら接着では着かないということなので、タイラップのみで固定とする。タイラップも切れる可能性があるので2本巻き、定期的に交換(年1回の整備時)だな。それにしても、破断面がきれいだったので、破断したばかりだろう。ラジエータの交換は、純正品が4万~5万、中国製?バttモノでも1万はするので、見送り。タイラップの耐久性がよほど悪ければ考えるが、もう20年車なので交換まで考えるつもりはない。

水温上昇は、手の付けやすいところから。まずは、ラジエータキャップを交換する。前回は2017年5月の交換でちょっと早い気もするが、ネットで調べた限り、今回の症状はラジエータキャップの不具合に似ているので。とはいえ、見た限りでは悪くなっているとは思えないが。これで効果が無ければ、次はサーモスタット交換。ことらはちょっと手間だが部品代は安い。それでもダメなクーラントが循環していないということなので、ウォーターポンプの交換。これは手間も部品代もかかkるので、あまりやりたくない。

クーラントの減少は、まずは点検。ラジエータキャップを開けた状態でアイドリング又は空ぶかし(本当は危険)をして、気泡が出てくるようであればエンジン内部のシールがダメになっている可能性。この場合は、エンジンを開けてシールを交換するしかないが、費用がかかるので、定期的にクーラントを補充しながら走るしかない。クーラントの減り具合にもよるが、もう極端な長距離や泊りがけのツーリングは無理だろう。
気泡が出ない場合はウォーターポンプから漏れている可能性がある。その場合は、エンジンオイルがクーラントと混ざって白濁しているはずなので、次回オイル交換時に確認して、要すればウォーターポンプの交換。しかし、先日のオイル交換の時には白濁なんてしていなかったが。

2000年型ハヤブサを中古で買って早や16年。元々整備に手のかかるバイクではあるものの、基本的には頑丈だなぁという印象だったが、さすがに製造から20年、寄る年波には勝てなくなってきた感がある。飛ばしてよし、流してよしのいいバイクだし、最後の規制前車なので手放したくはないのだが、水冷系統に不安をかかえたまま乗るわけにはいかない。
今年の車検は通すとしても、この不具合を納得のいく形で収束できない限り、主力機の交代はあるかもしれない。(まぁ、この個体を手放してもまた同じ型を買うかもしれないけどね)

というわけで、以下、不定期に続く。
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ハヤブサ水冷系統不具合(その1)

先日の記事を読み直した。
急いで書いたせいもあって(言い訳)、あまり出来が良くない。で、きちんと書き直すことにしたのだが、件の記事は戒め(?)として残しておくことにする。

さてさて、では改めて。

まずはタイトルの改題。実は「冷却系統不具合」としようかとも思ったのだが、単に「冷却」とするとオイルの冷却系統も入ってしまう気がしたので、あえて「水冷」とした。生じている不具合は水冷系統のものだからだ。

以下、不具合の時系列。
例年、GWに実施する各種整備だが、今年(令和元年)は4月中に実施することにした。
改元に伴い10連休が設定されたので、それをフルに使って走るつもりだったのだ。
水冷系統に関して行った整備は、クーラントの交換のみ。まだ新しい頃に比べて、夏場の渋滞で水温計の針がやや高め、目盛りの真ん中よりやや上を指すことが増えたような気はしていたが、それでもファンが回ればほどなくして下がるので、それほど気にはしていなかった。

2019年5月4日。
名古屋のカドヤまでグローブを見に行った時である。走行中は問題ないが、名古屋市内の渋滞で止まると水温計がオーバーヒート近くまで上昇する、走り出すと下がる、の繰り返し。この時はさして気にも留めず、「夏場になったら嫌だなぁ」くらいで放置。
(実はその前にロングツーリングに出ているのだが、渋滞が無かったせいか全く気付かなかった)

5月5日。
越前海岸方面へツーリング。外気温は20℃後半。走行中は問題ないのだが、信号待ちで水温計がオーバーヒートまで上昇。さすがにちょっとおかしいと思ったので、機会をとらえての整備を決心。

5月11日。
とりあえずカウルを外して点検。ラジエータキャップは正常に締まっていたが、クーラントが、無い。リザーブタンクの底にちょろっと残っているだけである。実は交換の時に、所定よりも少ないと思われる量しか入らなかったので、リザーブタンクのクーラントがラジエータに回ったのかと考えた(その時は)。とりあえずクーラントは補充。その他、何気に各部を点検していると、「あ!」



ラジエータ上部左側のL金具(ラジエータ本体に接着?溶接?で固定されている。車体側からはステーが伸びていて、これらをナットで結合することによりラジエータが固定される。ラジエータは上部の2ヶ所、下部の1ヶ所で固定されている)が、外れていることを発見(写真は外した後)。ナットが緩んでいるのではない、接合面からの破断である。
相手が金属では、素人では処置の取りようがないので、とりあえずタイラップで縛る。

左側だからファンのステーを利用して何とかなったが、右側なら万事休すである。

5月18日。
応急処置のまま舞鶴へツーリング。外気温は前回のツーリングと変わらず20℃後半、水温計は、走行中は正常(真ん中やや下を指示)であるものの、長めの信号待ちではやはりオーバーヒート近くまで上昇するという症状は変化なし。

5月19日。
再度点検を実施。ラジエータキャップを外して、ラジエータホースを押す。クーラントが溢れてきたので、とりあえずラジエータ本体の中にクーラントは充填されていることを確認。だが、リザーブタンクの方は、UPPERまで入れておいたはずなのになぜかLOWERまでクーラントが減少している。とりあえず再度補充。
ラジエータ上部左側のL型金具は、金属用耐熱接着剤で本体へ固定。かたまるまで24時間とのことだったので、この日はそのまま仮復旧とした。
しばらくハヤブサには乗れないなぁ…。

(長くなってきたので続く)

ラジエーター故障(2019年5月19日)

ハヤブサのラジエーターが故障(というより破壊?)した。
事の起こりは、先月クーラントを交換してから、停車時に異常に水温が上昇するようになったので、カウルを外して点検したところ、何と。


ラジエーター上部左側にあるL型金具が接合面から破断していた。右の銀色に光っているところが破断面、左の穴は、車体側からのステーとボルトで結合するための穴。

ラジエーターは上部2点、下部1点で車体側と結合されているのだが、結局のところ2点だけでちょっとブラブラしてた。

応急処置で、タイラップで固定。
 
破断したL型金具は上側、ボルトで車体側ステーと結合している。下側は、ラジエーターに付いているファンの取り付け金具。

これで多少はブラブラしなくなったので、冷えるようになったかと思いきやさにあらん。
この状態で昨日は舞鶴まで走ってきた(何をしてきたかはそのうちUP)が、信号でちょっと長めに停まっていると、やっぱりあれよあれよという間に水温計が頂点に達してオーバーヒートのランプが点灯。

舞鶴から帰ってよくよく見ると、冷却液も減っているようだし。

仕方がないので本日応急処置その2。

金属用耐熱接着剤で接着。来週までこのまま硬化、また遠出して効果を確認しなきゃ。

金具が付いて、オーバーヒートも直ればいいけど。
症状が治らないなら、オーバーヒート対策はサーモスタットの交換、金具の方はラジエーターの交換しかないかな。純正品は4~5万(!)するので、よく分からない中国製(1万!)を使うしかないけど。

そろそろハヤブサも引退かなぁ…。

(たぶん断続的に続く)



大谷林道と亀尾島林道

 2019年4月27日、思い立ったが吉日(笑)。今年のGWは10連休、だが前半は雨予報。なので、束の間の晴れ間に近場の林道、10年ぶりに大谷林道亀尾島林道へ行ってみた。

まずは関市板取の板取事務所裏からスタート。


二つ目の橋が終わった所からダートが始まる。


しばらく先のY字を、左へ行く方が木セト林道。10年前よりは伸びてるみたいだが、結局行き止まり。
 

本線に戻って、林道はさらに高度を上げていく。
前回(大谷林道参照)は、N35°44'32″ E136°50’36.2″ で工事中行き止まりだったのだが、今回はこれが開通していることを期待していた。

前回の通行止めがこの辺り、かどうかは定かではないが、道が妙に新しいので開通を期待して先を急ぐ。


この先は、山を南斜面~西斜面~北斜面と、おおむね ⊃ の形で回り込んでいく。少々不安になったところで、ようやく見覚えのある分岐に到達。


亀尾島林道の方から上がって来た終点のT字である。手前が亀尾島林道へ下る林道、やってきたのは右手から。前回は途中で工事中だったので、通じたわけである。
さて、前回は画面の左手の林道を走り、R256旧道のタラガトンネル上辺りにでたのだが、今ではご覧の通りがっちりゲート。

画面左は無理(看板裏の斜めのテンションが邪魔で入れない)、右は画面で見えるほどの幅は無く(KDXでも厳しい)、ミスると崖から一直線。ゲートの向こうをちょっと歩いてみたが、土砂崩れもひどく、通過は断念。亀尾島林道へ降りることにした。(ちなみに、帰りに反対側入り口を確認したところ、ゲートは無かった。時間切れで入り込みはしなかったが、どこまでどうなっているのだろう?)

さて、亀尾島林道へ下るわけだが、これがまた荒れ放題、廃道化の2歩手前くらい。轍に雑草が生えだしてるので、しばらく車なんて通っていないんじゃないか?溝も掘れてV字谷の兆候もあるし。前回はここまで酷かった記憶はないが。

亀尾島林道へ下る途中にあった廃屋2軒。林道もここまでくると普通の路面状況になっていた。時々人が入ってくるようだ。

二軒目、写真の奥に写っているのはKDXだが、手前2本は見事な桜の巨木である。季節に来ればさぞや美しかろうとは思うが、軽トラかジムニーでなければちょっと入っていく勇気は無い。残雪が怖いので、KDXではちょっとどうかと思う。

この後、工事中を2回くらい抜けて、亀尾島林道まで下りた。今回の目的は、亀尾島林道の今(どこまで通じているか?)を確認することだったのだが、いきなりの通行止め。
(写真左手が下りてきた林道、奥が亀尾島林道(北上)である)


とはいえまぁそれはそれとして。
のんのんずいずい進むと、謎の廃屋2軒。



林業の飯場だろうが、どうやって建築のための資材を運んだのか皆目見当もつかない。
40年以上放置されているみたいだったが、どう見てもそれより新しい人が住んでいた痕跡があったので少々気味も悪く、早々に退散。

白沢林道との分岐までやってきた。奥が亀尾島林道の続き、左が白沢林道。


白沢林道は写真の通り完全に廃道化している。ピストン林道であることは分かっていた(少なくとも地図上は)し、燃料も心細くなってきていたので今回はパス、次回持越しである。それにしてもここまで林道ダートだけで30km!


亀尾島林道の終端に到達。やはり抜けてはいなかった。


位置はこのへん。



この後は郡上で人車ともに燃料補給。R256を旧道で抜けようとして板取側へほぼ降り切ったところで通行止め、再び郡上へ向かって山越えして、タラガトンネル経由で帰還。

本日のルートは概ねこんな感じ。


東西の二本の線のうち北側、西端から東へ行き、北へ伸びている線が亀尾島林道。一旦郡上市街へ出てから再び西進(南側の線)、枝みたいに短い林道へ入って、タラガトンネル上を行って帰って、最後はトンネ通って(まっすぐな線)、というのが分かると思う。

それにしても寒い1日だったなぁ…。

はじめまして。


はじめまして、艨艟ノ棲処管理人です。

HPを維持するのがだんだんとシンドクなってきたので、心機一転、ブログに移行することにしてみました。とはいえ、ブログでは書ききれない考察など(あるのか?)は、HPに書き込もうと思っています。こちらはあくまで肩の力を抜いて気軽に書き込めるものを、と考えています。

ではでは皆さま、今後いつもで続くか分かりませんが、よろしくお願いします。

(下の3つは旧HP関連です。基本的に書き込みはしませんが、時々は書き込みのチェックをしています)
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岐阜県在住。
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